日本ペンクラブの声明


 日本ペンクラブは06年7月18日、溝口敦の長男襲撃事件が山口組系山健組の犯行と判明したのを受け、次の声明を発表した。

            P.E.N.声明
言論の封殺を狙った溝口敦氏への度重なる暴力事件に抗議する

『食肉の帝王』『血と抗争―山口組三代目』などの著書で知られる作家・溝口敦氏の子息がさる一月、路上で切りつけられる事件が起きた。その後、五月末から 七月にかけて実行犯ら三人が逮捕された。溝口氏に対しては月刊『現代』一月号に書いた文章をめぐって山口組関係者から抗議がなされていたが,今回逮捕され たのも同じ組関係者であり,襲撃は溝口氏の言論活動の封殺を狙ったものと思われる。

 これまでも溝口氏は、一九九〇年に暴力団関係者に背中を刺されているが、犯人は未だに逮捕されていない。今回は本人の仕事と無関係でしかも同居していない家族に攻撃の刃が向けられるという卑劣なやり方であった。

 言論を暴力で封殺しようとするこのような行為に対して、日本ペンクラブは 言論表現の自由を守るという立場から強く抗議するとともに、捜査の進展によって一刻も早く事件の全容が解明されることを望むものである。

2006年7月18日
社団法人 日本ペンクラブ